10月30日
主婦と生活社 ナチュリラ から発売になります!!
「歩きやすい靴をはいて少ない服でおしゃれする」スタンダード秋冬 です。
主婦と生活社の関係者のみなさま、暮らしとおしゃれ編集室のみなさま、
編集部大塚美夏さん本当に素敵な本になりましたね!!
どうもどうもありがとうございました。
そして、ジョンスメドレー、パタゴニア、ニューバランス、エルベシャブリエのプレスのみなさま、
長い時間お洋服のリースのやり取りをなんどもさせていただいたプレスのみなさま、
素敵な作品とお話をいただいた野口ヒカルさん、早水佳名子さん、
どうもありがとうございました!!
編集人 大塚美夏さん、とっても丁寧に優しく細かな気遣いで私の温めていた企画を
さらに素敵にまるっとまとめてくださいました!!
カメラマン 尾嶝太、丁寧で素敵な写真!!
文章 三宅桃子さん、明快で力強い文章!!読み応えあります。
デザイン サンシャイングラフィック 鳥沢さん すっきりとおしゃれなデザイン!!小さい文字も好き!!
モデル 山葉子さん 今回は顔きりが多くなってしまったけど、ベーシックなイメージにぴったりでした!!
とても素敵なスタッフでした◉
企画構成スタイリング鈴木えりこが担当させていただきました。
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日々いろいろおもうことをノートに書いたところからはじまり、
1年半前にこの企画の全体像を作り、その後ベーシックな洋服や暮らしを
テーマにしている暮らしとおしゃれ編集室のナチュリラの大塚さんに
たくさんの細かく丁寧な導き、ご調整、アドバイスをいただいてようやく発売になりました。
大塚さんとカメラマンの尾嶝がとてもベーシックな物が好きな2人だったのもこの本の大きな力となりました。
ファッションでもベーシックな流れはとても大きくなってきました。
そのもとはユニクロや無印かな、スティーブジョブスかな、とか、、、いろいろあると思います。
一環したシンプルでミニマム、機能的なスタイルが私もとても好きです。
この本ではそれらとも少し違う提案をさせていただています。
私のことで言えば、
2010年前後からヒールの靴を履くのをやめて、靴はヒールのない靴を探すようになりました。
この直後に服部みれいさんからのおすすめで、冷えとりをするようになり、さらに履く靴について吟味するようになりました。
もともと自然の中で育ったので、環境問題には強い関心があったこと、
20年以上前からヨガや瞑想をはじめベジタリアンでもあったこともあり、
靴と同様に、もっと体に心地よい服を今まで以上に強く求めるようになりました。
クレヨンハウス、ナチュラルハウスなどのような感覚の洋服屋さんがないかをみてまわり、かぐれやピープルツリーのショップによく立ち寄るようになり、オーガニックコットンの存在を知るようになりました。そのあとすぐにMMBOOKSの服部みれいさんにmurmurmagazineのお仕事をいただいて、エシカルや、オーガニックコットンについてさらに詳しく知ることができました。
そのお仕事がきっかけとなり、プリスティンやメイドインアースにリースに行き、オーガニックコットンのインナーを身につけるようになりました。
ファッションとは別世界の有機的な衣類の存在を知り、エシカルファッションに携わる経験をさせていただきました。
とっても貴重な経験をつませていただきながら、ナチュラル系の衣類や、時にモードな服にも関わり、いろいろな方向から環境と洋服について自分の思いを何度もめぐらせました。
同時に、年齢を重ねるうちに、健康の大切さも感じはじめ、「歩く」というプリミティブな行為は、人間の健康において、思っている以上に重要な動作なのではないか、、と、、、、便利になりすぎになってしまった今だからこそ、「歩く」ことへの思いが強くなっていました。
数年前、ラフォーレ交差点あたりで、片方には大きなコンバースのポスター、ラフォーレにはヴィヴィアンウエストウッドのshop、ドクターマーチン、、、が目に入り、そして、自分の足にはニューバランス、、、という状況にハッとしました。
これは30年前の流行と何も変わりがなく、今20代の姪っ子をみても、まるで昔私たちが20代の頃きていたような服をきていたり、、、私自身も、セントジェームス、ジョンスメドレー、パタゴニア、エルベシャブリエ、ニューバランスなどのベーシックなブランドは、2周、3周目でありました。
私の見解ですが、、、こんな風に時代をこえても変わらなく必要とされるファッションのデザインには、シンプルでありながら、何か奥深い記号があるのではないか、、、と思っています。
パタゴニアのフリースは、見るだけでワクワクしませんか ??
基本のデザインにはずっと変わりがないのにです。
環境問題の観点から考えてみると、安価な物はすぐに破れたり、傷んだりして、ゴミなるのがとっても早いのです。
なので、なるべく良いものを買って長く使うことが、ゴミをできるだけ増やさないこと、捨てないことにつながるのではないかと思ってます。
質の良いものをたくさん買うことができる方は限られているかもしれません。でも、安価なものを3回、4回買うのをやめて、できるだけ質の良いものを選んで、少しだけ持って、それらを長く着ることなら多くの人に可能なことです。
私は、古着を見るのは好きでも、実際に着るとなると、前にきていた人の状態を受けてしまうような気がしてあまり着る機会がありませんでしたが、最近はそんなことよりも、大切なのはゴミを出さないことだという思いが強くなって、古着屋さんをよく利用するようになりました。
ただ、古着は本当に偶然の出会いなので、ピンポイントでこれを探している!!というときは、なるべく質のいいものを探して長く着るのがいいのではないか、、、と思っています。
毎日違うものを着てファッションを楽しむ華やかな幸せももちろんあって素敵ですが、環境のこと、地球のことに思いを馳せて、川や海に流れ着くゴミに思いを馳せて、数少ないものを大切にして、シンプルで滋味深いおしゃれをするのもファッションスタイルの一つだと思います。
オーガニックな服や、エシカルな服が本当に長く着られる丈夫で飽きのこない服か、、、というと、私は、下着類は充分にベーシックで長く切ることができると実感していますが、衣類については、仕事柄とても動きまわるということもありますが、まだ発展途上なものも多いようにも思っていて、この本では、ベーシックな服のよさをあらためて再確認しご紹介しています。
例えば、イクナのオーガニックコットンのデニムや、パタゴニアやノースフェイスのブルゾンのように、環境意識もあって、質がよい衣類も続々と増えています。
また、バッグについては、なるべく皮を使用していないもので、使いやすく飽きのこないものを検討していくと、トートバッグに行き着きました。
このように、衣類、靴、バッグ、そしてジュエリーと、環境的、健康的に良いものをなどを、いろいろな方向から試行錯誤して、今現在行き着いたベーシックで普遍的な魅力を持つ素敵なものを集めた本になっています。
パラパラとめくりファッションを楽しむというだけではなく、
変わらなく愛され続けている物について、今まで聞かなければ知らなかったようなことも書かれています。
ライターの三宅さんには、明確な文を書いていただき、読む楽しさも十分に味わえる本になっています。
ニットのテキスタイル作家の野口ヒカルさんの長年の海外暮らしのお話やダーニングについてのお話はここに書ききれないくらい楽しくてワクワクしました!
お直しをしている早水さんの衣類への思い、最後の美しいお買い物作法について、、、、と文章をすべて読み終わった後に、自分の持ち物を見直してみたり、お直しを検討したり、これからの買い物について、カジュアルでベーシックな質の良い衣類についてのあらたな思いが湧き起こってきたら嬉しいです。
お買い物作法のページの写真は、富士山の麓に湧き出ている柿田川湧水の公園のベンチです (笑 )
川までは写真に入れることができませんでした。
この柿田川の湧水は東洋一の湧水と言われています。
お水が本当に美味しくマイナスイオンが充満した場所です。
柿田川公園にも機会があればぜひ行ってみてください。
その際は、お水をくめる場所があるので、水筒か何かを持って行ってお水をくんでくるのもおすすめします。
また、撮影場所に使用させていただいた場所は港区立郷土歴史館です。
旦那さんとたまたま散歩して入った場所で、「今度ここで撮影したいね」と話をしていました。
建物も素敵な上、カフェでランチもできます。図書室にも興味ふかい本がたくさんありました。
カフェでのランチの野菜は有機野菜がとても美味しく、食器もリサイクルで作られた食器を使っていて、環境意識の高い場所でした。
編集の大塚さんにこの撮影場所を提案後、すぐに掛け合ってくださり、この場所をお借りすることができました。
結果的に、この1冊の中にあるメッセージがロケ場所にも反映されることになりました。
また掲載されているものはユニセックスブランドのものや、男女両方揃っているブランドのものが多いので、男性にも見ていただける部分があると思います。
是非是非お手にとってじっくりと読んで眺めていただきたい1冊です。
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