チリゴンザレスの映画。
刺激が強すぎて、開いた口が塞がらなくなるような映画でした。
私は、チリゴンザレスのピアノ曲を聞くと、身体の中の哀しさの琴線を優しく押されまくり、なぜこんなに哀しいのだろうと聞くたびに思い馳せていました。
いつも同じ琴線に触れる不思議さがあって、一体どんな人なんだろうか。。。きっと病んでるんじゃないか、と思っていたら、いやー想像以上にすごい方でした。
お坊ちゃんで、小さな頃からピアノを教えこまれ、思春期から狂い咲きして、年を重ねて落ち着いてきたような。。。爆弾みたいな人だった。
爆弾みたいなんだけど、静かになるとすごくいい曲を作ってしまうのがチリゴンザレス。
チリゴンザレスは「静かになると売れはじめる。」ってことと、有名になったり売れたりするのに、「いい人かどうかなんて全く関係ない。」って言ってたのが面白かった(笑 )
そして、彼はピアニストでもあるんだけど、ラップでも有名人だったんです。ラップは字幕があったから意味がわかって面白かったし、聞きごたえもありました。
個人てきにはチリゴンザレスがウィーンフィルハーモニー管弦楽団とセッションしていたような曲がもっとたくさん聞きたいと思いましたが、半分以上は爆弾期のチリゴンザレスでした(笑 )