目黒区美術館区民ギャラリーで、ベンジャミン・クレームの
「現代のマンダラ展」をみました。 (28日まで)
ベンジャミンクレーム、本で読んだ記憶はありました。
今回は彼のマンダラ絵を見ました。
霊的な世界の絵はこれまでにも何度か目にしたことがありますが、
だいたい同じような世界 、型をしていて、共通意識があるのを感じていました。
彼の絵も、そのような感じでした。
ただ、色使いが独特で、赤や青の鮮やかさと、地味深い色のあわせかたが、あまり見たことがなくてとても印象的でした。
かなりうる覚えですが、
説明書きに、
魂が宇宙とつながると、時間という枠から解放されて創造性とつながる。
創造する時間にも、静の時間と動の時間があって、静の時間には、、、例えば美術館に行って絵を見たり自然の中にいたり、、、ということをして過ごす。。。
静と動が順番にめぐる。。。。
という意味のことが書いてありました。
古い体制の社会に生きていると、何時に起きて、何時からどれだけ働いて、毎月いくら稼いで、あれとこれを買って、旅行に行って、家買って、死ぬまでにいくら貯めて、などという頭の中の未来に拘束されすぎていて、お金を稼ぐこと、ものをたくさん手に入れることに大半の意識が縛られています。
新しい時代は、そういう古い観念を少しずつ脱皮して、簡素さの中にある豊かさを美として、何かを買うこと持つことを中心に考える癖を見直して、家族と過ごす時間や、自然の中でゆったりとして、動植物を敬う時間を貴重なものとして、自分の中から沸き起こる創造性を育てて、それでお金をいただいて食べていく、、、
パタゴニアの本の前書きで書いてあることと全く同じことです。
もちろん、ずっーと昔から、言われ続けているし、昔からそういう生き方を選んでいる方々はたくさんいらっしゃっいますよね。
この時代におきてる新しいということは、じつは昔昔からある現象です。
ただそのような創造的な生き方への変化には苦しみや不安をともなうとも、書いてありました。
早く進んでいるように見えて、実際には全体的にそうでない、とか、また逆もしかり、ということもたくさんの現象のなかにはあって、じつは他力本願なうねりで、わたしも全き自然現象のひとつなのだと思うのです。
家に戻ってから、ベンジャミンクレームの講演会の動画も見ました。
国家の完全なバランスには、社会主義7割、民主主義3割と言っていました。どちらかではなくて、両方をまぜて、配合の割合を考える、それが、7-3というのは、わかるような気がしました。でも、この動画は2010年の動画なので、今はきっともっと状況に変化があるときなのかな。
なんとなく行ってみたベンジャミンクレーム展、
たくさんのヒントをいただきました。