家の近所には幸いなことにコンビニがなく、
昔からあるお豆腐屋さん、お米やさん、、、
そして、老夫婦が営んている一度閉店しかけた古くて小さな食品店があります。
スーパー用の冷蔵庫など新しくするゆとりがないのかもしれず、
今では、雑誌用の本棚に飲料水が並んでいたり、
ところどころ、冷蔵棚が故障していたりします。
一度「閉店します」という張り紙が貼られていた時には、
ちょっと待って、、、と思いました。
きっと近所の、長い付き合いのご老人たちも、
「いや、閉められては困るのよ。」と言いに行ったんじゃないかな。
「閉店します」の張り紙はいつの間にか剥がされ、
今までと同じように営業を続けられています。
私もホッとしました。
食事の支度寸前や、料理の最中に調味料がないことにきずいたり、、、、
ちょっとだけ甘いものが食べたい、、、
という時に本当に近くにあって助かっている小さなお店です。
お店のおじいさんおばあさんは
必ず「いつも本当にありがとう」
と声をかけてくださいます。
今朝、私がお店の中をうろうろしていると、
おじいさんは「ろくなものがなくて、ごめんね!!」と。
なんて謙虚なお店だろう。。。
こんなこというお店はここだけかもしれない、、、と思いました。
ちょっとしたものを探してレジに持っていくと、
おじいさんが、レジ横にいつも置いてあるくり饅頭を
「これもすごく美味しいよ。」と珍しくすすめてきたので、
うっかり買ってしまいました。 (笑 )
お金の受け渡しに神経質になっている私のことを察したのでしょうか。。。
おじいさんはおもむろにレジをダーーーっと引き出して、
レジの中にある小銭を全部見せてくれたのです。
小銭は全て金ピカになっていて、
「コロナだからさ、みんな綺麗に磨いてるんだよ。」と教えてくださいました。
こんな風に頑張ってるお店、
他にあるだろうか。。。。(涙)
私は、いつもこのお店にいくと小さな感動をもらって帰ってきます。
私もスーパーから戻ってきて、早速お財布の中のお金を洗浄しました。
お金を使うことも少なくなっている時ですが、
こうして、誰かが綺麗にすれば、次の人に綺麗なお金を渡すことができます。
こういう小さな想いはとても暖かいです。
朝からとても気持ちがいいのです。