昨日は2日遅れの母の日を自宅にて。
ショートステイ滞在中に、母が朝起きて「今日はお弁当を持ってピクニックに行くのよ。」と
笑顔で介護士さんにお話をしたらしい。
以前天気の良い日に、美味しいサンドイッチを買って近くの公園に行ったことがあり、
母は、元気に走る子供と噴水に大喜びで、家に戻り、「忘れないようにしなければ。」と、
数年全く書かなくなった字をノートに書いたことがあった。
その時のことを思い出して、介護士さんに話したのかもしれなかった。
5月に入り、ようやく暖かくなったので、今日は、母の日スペシャルデー2。
母の母校見学をして、それから六本木ヒルズの展望台、地下の「グランドフードホール」で
とても気になっていた味噌を買う、毛利庭園でお散歩というコースを
終えて家に戻ってきた。
母の母校の校庭を車椅子でくるりと周り写真を撮る予定をしていたが、
見学予約が必要だったようで、残念ながら、今回は車の中から見るだけとなった。
これはまた近いうちにリベンジを。
その後六本木ヒルズの展望台へ。
母に東京の景色を高い場所から見せてあげたかった。
展望台は貸切状態。平日は狙い目。エレベーターもひと組ずつで、母にも安心な状況。
その後味噌を買って、毛利庭園を一周し、帰宅。
次回は毛利庭園でランチをしよう。
自然が大好きな母なのだけど、自然の中に連れて行きたくても、
ガタガタ道で揺れるのは、体にとてもこたえるようで、都会の公園のように、
舗装された場所で自然に触れて日の光を浴びるのが負担がなくて良いらしい。
家に戻って遅めのランチ後に、旦那さんが母の母校をネットで細かく検索しはじめた。
母は女子栄養大学短期大学にいて、卒業後は学長の香川先生の元で秘書として勤務した。
その香川綾学長の歴史が漫画になっていて、旦那さんは声に出して母に聞かせてくれた。
母は今日は出かけて体力消耗したにも関わらず、
背筋をピンとして、その話をずーっと聞いていた。
母は色々体調も悪いため、日により表情も姿勢も違うのだけど、
興味があることには、背筋首筋がピンとして目を見開く。
香川学長はお母様の病死により、医学を学び、内科に勤務後、人の健康に大切なのは医学より、食だということに気づき、
食の大切さを広げるために、女子栄養大学を創設した方。
そして、計量スプーンなども開発された方で、その後に料理カードを作られたりと、栄養の基礎になることをたくさん開発された方。
学長の元で、母も料理カードの製作に携わっていてたことは昔よく聞いていた。
私は今日はじめて香川先生の歴史を知った。
香川さんの素晴らしい功績を知り、そのような素晴らしいお考えと強い意志を持たれた方の元で母は教育を受け、
卒業後に秘書として先生の側で働かせていただいていたことを知り、私にはない、母の芯に時折感じられる整った姿勢は、
香川先生との出会いも大きかったのではないかと思った。
私は、母のように一生の仕事を決められるような、尊敬できる先生に出会うことはなかった。
旦那さんが、学長の歴史を丁寧に口頭で読んで聞かせてくれたことで、
私の中でも、母の人間形成の謎解きができた。
母は幼い頃に母親をなくしているのだけれど、素晴らしい人格者との出会いが多かったのだと思う。
それはきっと、母が苦しくなるとその度に現れると聞かされていた、
大きな天使 さんの存在が素晴らしい出会いに導いてくれていたのかもしれない。
今日、そのような母の中にあって私の中に不足している神聖なエネルギーを
母の歴史の中から学ぶことができた。
このことに旦那さんが導いてくれたのもなんとも不思議なこと。
さらに不思議なことに、学長は、旦那さんの代々の実家のある同じ和歌山の熊野ご出身であることで、
そして、熊野は鈴木姓発祥の地とも言われていることも、、、不思議なご縁はまだまだあって、、、(笑 )
なんのお導きかわからないのだけれど、
母の介護を通して、とにかく旦那と母と私、3人で日々色々学べていることに感謝。
介護をしている友人と深く語りあえようになったことにも感謝!!✨
神様素敵な出会いを本当にどうもありがとう✨