ダリアが枯れてきたので、ダリアは小さな花瓶に生けかえて、
この花はガラスの花瓶に生けかえる。
こういう静かでひたむきに地味なお花の雰囲気もとても好き。
一度築き上げたようにみえたものが、全部偽物のようにみえて、
そしてそれは消えてしまい、
またゼロから再構築しようとしても、
もう向かう先は空気のようになってしまい、誰からもみえないようなものとなり、
うまく説明もできない。
わかる人にしかわからない。
同じような道を行く人も少しはいるだろうから、
それでいいんじゃないかなと思うようになったし、
結局向かう先は内側なのだから、
自分しかいないっていう
境地になりつつもある。
人は生まれたときも
死ぬときもひとり。
でも、一人になった先にワンネスがあるのだから、
いつかそこにたどり着くかな。
スタイリストのような仕事は、他人から見てどう見られているかは大事なことのようだけれど、
私は誰にでも気に入られるようにすることは難しく、
無理して頑張っても、環境や空気があわないと、自然と愚痴ばっかりになって、
そういう思考は、最終的には病気の原因になるので、
わかってくれる人がわかってくれればいいというスタンスでなんとかやってこれて、
理解していただける方が度々あらわれることはとても幸いなことです。
一般のようではない感覚、
独自の視点を持ってる方の、
そのおおらかさや鮮明さはとても学びになります。
昔クンルンネイゴンで教えていただいた。
「全部嘘だと思ってください。」
と
「大事なのは消えそうで消えないこと」
という
この2つは本当にそうだなぁと
歳月が経てばたつほどそう思う。