1月最終日。
だんだん寒さが強くなってきました。
この間沼津に行く機会がありました。
わたしは沼津近辺に小学校から20歳頃まで住んでいたため、馴染みの深い場所です。
子供の頃の沼津はとても賑わっていた街で、
年末近くになると母と西武デパートにお歳暮を買いに行ったり、
高校生から友人の影響でブランドものに目覚め、西武や富士急デパート、丸井を緊張しながら
よくみにいき、恐る恐る価格を見て、その度に驚いて帰宅しました。
高校卒業頃には友人がギャルソンに目覚め、度々米俵のような服を着ていて、
COMME des GARCONSという名前だけをおぼえて丸井に行き、
間違えてコムサデモードでスーツを購入したり、丸井の借金が増えてしまった痛い記憶もあります。
高校の先輩や友人の刺激を受けてスタイリストをめざすきっかけになった街でもあります。
30年前はとても賑わっていた街ですが、街中を通ると、
商店街がほとんど閉鎖されており、伊豆の閑散とした街を歩くよりも
とても大きなショックを受けました。
ショックのあまり、高校時代から長くお世話になっている東京在住のスタイリストの先輩にメールをしました。
そしたら、先輩も数年前に久しぶりに地元の商店街を歩いて大きなショックを受けたのだそう。
当時から御商売をされていた商店の方々は、
きっと我が両親たちと世代が近かったのではないか ?と思いますので、
みなさま引退されたのでしょう。
長く商売を続ける大変さもあらためてしみじみと感じましたし、
人がいないということのさみしさも深く感じ、
時代が刻々と変化しているのを感じました。
田舎に移住をしている人たちが増えているとはいえ、
地方のいっ時栄えた街を歩いてみると、
移住者などいるのだろうか、、、
移住したのちの生活はどうなるのだろうか。。。
人口も減っていること、、、
いろんなことを一瞬にして感じました。
それでも、こうして変化して行くのが世の常。
繁栄していた頃はよかった、楽しかった。
けれど、そのために自然が破壊される原因になったかもしれないし、
いいこともあれば悪いこともあるという、
いつもどちらともいえない原因と結果が
永遠に続いていく世の中で、様々な感情を経験しながら
人間は生きている、、、生かされているのだなぁ。
少し商店街を歩いただけで、
あまりに印象深く、いろんなことを感じました。
沼津をよく知らない旦那さんも「これが沼津 ????嘘でしょー」と
驚いていました。
昭和の時代2,30年前に繁栄していた地方都市は、
どこも同じような状態なのかもしれません。
そう思うとますます気がとおーーーくなりました。
その沼津に「ピッコロ」という
日替わりインドカレーをやっているお店があるとしり、
ベジミールスの日とタイミングがあったので行ってみました。
15食限定の日本式インドカレー。
すごく美味しかった!!
またあの辺を通ったら行ってみたい。
ピッコロにおいてあったチラシを見て、
その近くの大通りに面した J OUJOUKA (古着屋さん )に
行って見ましたら、閑散とした商店街の中で
1軒スコーンと突き抜けていて、とても心地よいお店でした。
(隣にはオーガニック食品のお店も。 )
長く探していたメンズのトップスが見つかり、旦那さんが購入。
わたしはパンツを買いました。きれいめでツボなものがいろいろありました。
実はかなり前からなのですが、古着も着るようになりました。
昔は古着は、前にきていた方の思いをもらってしまう気がして避けていたのですが、
サステナブルな生活をあらためて見直すようになり、新品の洋服を購入前に
古着を探す癖がつきましたのです。
古着屋さんは、経済が困窮してもなくならないのは
時空を超えているからなのでしょうね。