画家牧野伊三夫さんにオリジナルフォントと包装紙を描いていただき、冨田光浩さんにデザインを手がけていだだいた、思っていた以上にすてきな衣装に包まれたおさこ味噌が12月より販売されます。
私ごとなのですが、30年近くファッションスタイリストとしてお仕事をさせていただきながら、ファッションの流れの中で、健康や環境に一番興味があることに気づいたのが30歳になった頃。40歳になり、本格的に環境や健康に本当にいいものをみつけたいという思いが強くなりました。
自分でものを作れるのなら全てそれで完結するのですが、なにせ私はとても不器用で、どちらかといえば、観る、みつけることの方が得意です。これも長年ファッションスタイリストをさせていただき、本当にたくさんのよいものをみる機会を皆さまからいただいてきたことと、瞑想をはじめたことで、少しずつ目が育ち、観るものが整理されてきたのではないかと感じています。
(とはいえ、もちろんまだまだ未熟で完璧にはほど遠い境地です。 )
そんな流れの中、食べ物の大切さを痛感するようになりました。
もともと母が管理栄養士で、女子栄養大学の秘書として栄養成分表を作っていたため、小さい頃から食品成分表を見てから物を買うことを教えられて育ちました。
そんなことは無視して、体に良くない食べ物を自由奔放に摂取していた若い時期もありますが、30歳手前で人生が思うように行かなくなり、胃腸の調子も悪くなり、これはだめだ!!と意を決し全てをあらためる生活をはじめました。
瞑想と食の改善をはじめました。瞑想をはじめると、菜食をしている師に出会い、菜食時と肉食時の体内の違いがわかるようになりました。瞑想をして、自分の体に肉が入る時、野菜が入る時の違いを感じると、私にとっては菜食の方が体に心地よいことがわかり、それから2年間自分流に工夫をして少しずつ菜食にしていきました。
それから自然とオーガニックなものにも触れる機会が増えていきました。
結局母に子供の頃に教えられたことをさらに奥深く進むように、菜食の道へと進むことになりました。
それから経過を辿り、結婚後また人生の再考時期。
自分がこのままでいいのか、何をするべきかを考えていた頃、旦那さんがあるきっかけで味噌つくりをはじめました。
私は長年ファッションの3大要素、きれい、かわいい、かっこいいという世界の枠にぎゅっと入っているのが息苦しく、もっと自然にいたい、地球の環境を大切にしたい思いがつねにありました。ファッションは大好きだったのですが、どこか染まりきれないままでいて、時がすぎました。ずっと頭にあったお店をやってみようと思い、ネットショップをはじめることにしました。
旦那さんが私の実家で味噌を作りはじめ、「味噌って全然カッコ良くないけど、体に本当にいい食べ物であるのには間違いない。こういうことこそがいまの世の中に大事なもの。私はこういうものにもっと触れたい。何かをするたびに、常に誰かから見てかっこいいかどうか ?ばかりを考えて作った表現より、地球にとって本当にこれがいいと思うかどうかだけを大切にしたい」という思いでした
そして、旦那さんの作る味噌が、手前味噌ながらも、たくさんのお仕事で関わった方々に喜んでいただき、背中を押していただき、あれよあれよと販売となりました。
販売といっても、もうけは😆
ですが、家でお味噌汁とご飯を食べると、胃腸がやわらぎ幸せな気持ちになります。こういうものを販売できてとってもうれしく思います。
おさこ味噌はパンにつけても美味しいそうで、あっという間になくなるとおっしゃっていただくこともあります。
私は、おさこ味噌の作業工程、販売には全く手を出しておりませんが、おさこ味噌、手前味噌ですが、とても美味しい!!何度食べてもそう思うので、皆様にもぜひご賞味いただきたいと思っていますし、素敵な梱包をしていただいたので、贈り物にも胸をはっておすすめです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします❤️