杉本博司さんの集大成と言われている江の浦測候所。
まず、サイトの概要、コンセプトに圧倒されました。
行ってみると、想像以上の場所でした。
どこから見ても絶景、という景観と、緊張感漂うような数々の石畳や石、木化石がそこに昔からあったかのように並べられ、まるで杉本さんのお城のようにも思えました。
外を歩くと季節を感じる菜の花の香りに心が満たされ、みかん畑では、みかんの収穫がされていて、竹林、茶室、、、などがあり、道の途中には、実家のお蔵 ??みたいな古びたトタンでできた倉が現れました。
以前恵比寿で見た杉本さんの骨董コレクション展のような雰囲気がその室内にありました。
中に入ると、何億年、何万年前からの化石の数々。
この化石を見たときに、地球は滅びることはないだろうなーと感じました。
こういう古いものたちは、そういうことも語ってくれているような気がしました。
木枠の窓からはちょうど大きな木の根が見えるようになっていました。
空を眺め海を見下ろし菜の花の香りの中で散歩をして、私にはわからないような歴史ある石を踏んだり眺めたりしながら2時間かそれ以上の間ゆっくりと過ごすことができました。
最後に出口を出たときに、「やっぱりアートってすごいな。」と思いました。