タイトルが気になって成田悠輔さんと出家した 元 IT企業 CEOの小野さんの対談を動画で拝見。
小野さんの出家先がインドの佐々井秀領さんという日本人の高僧のところと知り、
佐々井さんのドキュメンタリーも拝見。
YOUTUBEの成田さんと佐々井さまの対談では佐々井さまは高齢になられており、
質疑応答が直線的ではなかったものの、それでもおっしゃりたいことがとても伝わってきました。
お釈迦様のお弟子さま方が作った仏教には何百もの戒律があり、戒律を守らないと仏教の真髄にたどり着けないということで、
なかでも「お酒は本当に良くない」と、何度も何度もおっしゃっておられた。
お酒、タバコ、無駄な肉食 (特に牛肉 )のほかのあらゆる欲望を超えなければ、
周りの状況がどんなに良くても、ほんとうの至福にたどり着かないのではないか?と私自身も感じているため、
「お釈迦様のお弟子様が決められてきた戒律である」とおっしゃることにあらためてハッとさせられました。
佐々井様がおっしゃられていたのは、お酒を飲むと嘘をつく、暴言を吐くなど、、、
聖典、聖者や悟りなどの本の多くにも、
お酒と肉特に牛肉については摂取すると欲が荒くなるということはよく書かれていること。
また、ドキュメンタリーでカーストの下層階級方々が仏教徒に入信し、
皆頭を丸めてオレンジの袈裟を求める姿には心熱くなりました。
その後はそれぞれの修練の深さによるものだと思うけれど、
こうしなければ人間は本当の平和の入り口にたてないのかもしれないとも感じました。
たとえカースト制がない国であっても、みんなが同じように頭を丸めて、
身分を捨てて、俗世を捨て、
同じ姿で精神修養に尽くすという姿は、まさに平和への1歩!!
厳しい戒律を超えた先にほんとうの内面的な平和や自由があるのかもしれない。
坊主になったインドの青年たちが宇宙人にも見えたことも不思議でした。
わたしの見解ですが、
動物的で欲望が制御できない獰猛な人間が、平和のために欲を一切捨てることで
宇宙的に進化していく姿のようにみえたのです。
わかりきっていることでもあるけれど、人間はあまりにも欲に走りすぎているんだとあらためて考えさせられたし、
佐々井さんのドキュメンタリーに出てきた日本の僧侶たちのアルコールを飲みタバコを吸いながら食事をしている姿には、
日本の終末期を見たような思いになり、悲しかった。
たくさんの戒律とまではいきませんが、
欲を鎮める、欲を超える工夫は普通に
一般人にもできることだと思いました。
わたしも今世では僧侶にはならなくとも、
少しでも地球に静けさと平和の波動を増やせるように、
無駄にいきすぎた欲は超えていきたい思いでいっぱいになりました。
無駄なものは削ぎ落とし、シンプルさや簡素さの中に美しさを見出せるような
人間に成長したい。
今は糖をだましだまししながら減らしています。
これはいけない、あれはいけないという厳格な方法だと厳しすぎて
わたしは負けてしまいそうになるため、
工夫をして、だましだましやめていくと、
悪欲も越えられるようになるのではないかと感じています。
動画で見ると、世の中が何方向にも別れていくとおっしゃっているスピ系の方が多い最近。
どんな次元で生きるも自由ということは間違いないと思うのですが、
地球のためや、平和をよくよく考えたときに、
わたしは、
佐々井さんの動画を見ていて、
あらためて、
欲を超えていく人、自分を制御できる人たち、
欲をこえようとせず、欲に溺れたままで生きる人は次元が違うのをあきらかに感じました。
平和を実現するのには、一人一人が行きすぎた悪欲を超える、
シンプルにしていくことって大事なことだと思いました。
透明になっていくこと、至福、平和な世界への移行とはそういうことなのだろうと、
わたしも頭を丸めて袈裟を着たいと思えた動画でした。
あらためて仏教の真髄を確認させていただき、学ぶことができました。
心に響きました。
佐々井様のことを色々調べて見ると、糖がやめられず、
糖尿病なのだそう。
欲を超えるのってそんなにも難しいのか、、、